トラックメイカー視点の音楽鑑賞

トラックメイカーやDTMer、DJの聴き方をもとに、音楽を違った視点で聴いてみるブログ。

T.O.K.「Top Shotta」(Baddis Ting Riddim) ポイントはベース

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今でもダンスホールの現場でかかるBaddis Ting Riddim、一連ではAlozadeやMr.Vegasが人気ですね👍

 

 

Top Shotta

Top Shotta

  • T.O.K.
  • レゲエ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

 

プロデューサーは90's~00's、シーンを築いたRichard 'Shams' Brownie !! 黄色いラベルのB-Richレーベルですね(懐かしい)。T.O.Kの才能をいち早く見いだし、トップレベルの人気にまで育て上げた人でもあります

 


T.O.K. - Top Shotta - YouTube

 

この曲は、音楽の再生環境を確認するためのリファレンス(参考音源)として重宝しています。

 

ポイントはベース。

 

このトラックには、3種類のベースが含まれています。

 

①硬め短めのシンセベース

②うねうねと動くベース

③キックのサスティンの様に被さる最深部のベース

 

これがT.O.Kの曲だと②→①→③の順に現れるんですが、それぞれ周波数が違うので、スピーカーの特性を知ることが出来ます。

 

特に一番深いベースは、「はっきり聞こえないけど感じる」系(40hzくらい)なので、ローエンドが弱いスピーカーだと出てきません。

 

だからこそサウンドシステムで聞くとクソカッコいいんですよね👍

 

ちなみに、出せない低音を倍音で誤魔化すスピーカーだと酷いことになります(*_*)

 

リズムもキッチリ、エッジが効いてるので、スピード感や抜けの良さも確認出来ます。

 

しかしこうやって、改めて聴くと、ハイハットとスネアが大きいことに驚きます。昔はこういう構成がトレンドだったんでしょう。踊り易いようにリズムを強調させて。

 

ミックスには時代が良く現れます。80年代ロックのリバーブ強めのボーカルとか、00's前半の音圧パッツン感とか。

 

そういった部分を知ると、また違った楽しみ方が出来ますね👍