トラックメイカー視点の音楽鑑賞

トラックメイカーやDTMer、DJの聴き方をもとに、音楽を違った視点で聴いてみるブログ。

Olakira「Hey Lover」アフロビーツ的完璧ミックス

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最近知りました、Olakiraというアーティスト。

 


Olakira – Hey Lover | Official Video | - YouTube

 

めちゃくちゃお洒落で良い曲じゃないっすか?

 

あまり情報が出てこないんですが、おそらくアフリカのアーティストだと思います。

 

アフロビーツといえば、自分はMr.EaziやBurna Boy、Wizkid辺りをよくかけますが、これもヘビープレイしそう✨

 

さりげなくチャカチャカ。パーカッシヴだけどうるさくない、むしろジェントルマンなカッコ良さがいかにもアフロビーツ。

 

自分がトラックメイクやDTMを始めた当時(2008)ダンスホールレゲエの世界では「スネアとボーカルは同音量」ていうミックスが主流でした。ここでいう「音量」とはいわゆる「ラウドネス」であり「db, デシベル」じゃないですよ、念のため(^^;

 

それから比べたら、クラブミュージックのミックス方もだいぶ変わってきてますね。10年ですもんね〜……そりゃあつけ麺600gがキツくなるわけだ。家系ラーメンでご飯大盛りもキツいな(笑)

 

アフロビーツって、あまりシンセらしい音は使わなくて、実際にある楽器の音に近いものを乗せているイメージがあります。

 

シンセ音、ミッドハイに入ってますけど、これは良い感じに溶けて、耳馴染みが良くて気持ちいい。自然に溶け込んでる。

 

この曲にもマリンバ入ってますね。インターナショナルヒットでは流行りの音です。

 

ベースは深めのアタック強め。こういう音が効果的に使えるとカッコいいです。僕はまだよく分からんとです。

 

パーカッションもかなり自然な音作り。これで「今風」を作るんだから天晴れですよ!自分がやったらきっとパッとしないオケになるわ(笑)

 

ただ、スネアのサスティンはかなりカットされてるかな?リズムがシャッキリ、カッチリしますよね👍

 

刻み系はかなりさりげなく。ハイハットじゃなくてなんかカラカラしてる音、なんだこれ(笑)?ギロじゃないし……本当なんだこれ💦

 

で、ハイハット無いのかと思ったら時々入るんですよね!特にクローズドの音、各パート2小節3拍目と4拍目の間、「〜ツカッ」の「ツ」、これ、ここ、めちゃくちゃカッコいい!

 

意識して聞かなくても、おそらく知らず知らずの内に身体が動く、その1要素だと思います!いやいや素晴らし過ぎるビートですよこれ!

 

派手なお洒落さって、きっとすぐなんとかなるけど、こういう、良い意味で地味なトラックのお洒落さってすっごい難しいと思うんですよ。

 

ファッションも同じだと思うんですが。

 

よし、センス磨こう。