何をやってもピカイチの音楽になってしまう、ご存知ダミアンマーリーから今回はこの曲👍Stephen Marleyをフィーチャーしてます。
PVは画面から匂いがしてきそうです(笑)純粋に園芸好きなので、こんなところに行ってみたい!!
Damian "Jr. Gong" Marley - Medication ft. Stephen Marley - YouTube
個人的には、JAPAN RUMBLE 2018にて、FUJIYAMAが1stラウンドでこの曲のダブをプレイしたことが強く印象に残っています。イントロのベースが鳴り響いた瞬間に「始まった」と高揚する感覚、ワクワクしました!!リリックはクラッシュらしく「Murderation〜」に変わってましたね。
構成はまさにレゲエの王道「ベースでグイグイ引っ張っていく」タイプです👍ゴツゴツ男らしいサウンド。AnswerやStalag、Disease等、昔はこういうリディムが主流だったんですよね。
ダミアンのアルバムStony Hillに同じく収録されているヒット曲「Living it up」なんかと比べると、この「Medication」という曲がいかに男らしいミックスかが分かると思います。
さて、ベースには「聞こえるベース」と、「感じるベース」の2種類があると思っています。聞こえるベースはそのメロディラインを追えるくらい聞こえる、感じるベースはメロディラインはあまり鮮明に分からないけれど、鳴っているのは分かる、くらいの感覚です。
この曲のベースラインはとても印象的で覚えやすいですが、実は「感じるベース」です。
「てやんでいっ!!じゃあなんでこんなに聞こえんでいっ!!」
と思われる方、実は聞こえるようにする方法があるんですよ\(^^)/
それはミュートギターの音を合わせること。ベースにバッチリ被さっている、ボンボンとした中音域の音がその音です!PVでいうと1:44~1:49くらいの間、ベースが抜けてミュートギターの音オンリーになるので違いが分かるかと思います。
レゲエではこの合わせ方、すごく多いんですよ。ベースラインを聞かせてグイグイ引っ張っていくのにバッチリ合うんでしょうね👍
そしてこの2つの音が合わさると、足し算以上のふくよかさ、豊かさで聞こえる気がするんです。倍音が影響してるのか、それとも気のせいなのか(笑)。とにかく、ベースラインを聞かせたいとき、そして中音域に余裕がある場合はオススメの方法です。
そしてそのベースを引き立たせてくれているのがンッチャン、ンッチャンと入る裏打ちの音(カットとかカッティングという用語があります)です。リズムをキープしつつ、ベースラインの流れを邪魔しない、それでいてダンサブル。
こうやて改めて考えると、レゲエのトラックのシンプルさってすごく完成されているんだと実感します。握り寿司みたいです。和食はシンプルで素材を生かした料理が多いのに、日本の音楽はどうしてゴチャゴチャしたのが多いんだろう。そっちはそっちで嫌いじゃないけど(初期のももクロは超聴いた)。
とにかく、一番の聞かせどころ、つまり主役がベースラインなので、他の音は脇役に徹する必要があります。ももクロに赤は2人いらないのです。
このカットの音、ピアノは良く聞こえるんですが、たぶんギターも入ってますよね。バースが始まるところからでしょうか。ギターを入れることでアタックが強調されるのと渋さが加わるので、よく使われる組み合わせです。
大体、カットで2種類の音をミックスするときは左右に振り分けることが多いんですが、この曲だとちょっとだけギターが左でピアノが右、っぽい気がします。気がするだけ、定かではないです。どう聞こえます(笑)?
一方、ドラム隊はどうかというと、こちらもかなりの存在感ですよね。粒が立っていて太い。でも、ハイハットやスネアに含まれる高い周波数は生かすようにしています。シャカシャカしたハイの音はベースやカットには入っていないので。
クラシックギターのシャラランが入っていればまた違うんでしょうが、どうやったって合わないですもんね(笑)ちなみにロングヒットのCure pain riddimでは、逆にギターで高い周波数を補ってます👍こういうのも良いよなあ……
ああ、分析して聴くの楽しい(笑)空回りしていたらすみません💦
今回は、ベースの聴かせ方とレゲエのトラックのシンプルさについて語れたので(自己)満足!!
ではまた〜〜〜(^^)/
各イベント出てますので、お時間ありましたら是非遊びに来て下さいm(__)m