自分の中で最も付き合いの長いアーティストであるDonkiが、この度ファーストアルバム「輝ける場所」をリリースしました\(^^)/
自分もトラックやミックス、マスタリング等けっこう関わっているので、皆様チェックしていただけると嬉しいです!👍
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ちなみに自分は
2.「バクハツ」
3.「One More Time」
4.「Fuckin Day」
のトラックをやりました!\(^^)/
今回はその中から「Fuckin Day」を紹介します!
自分のオケなので、今回は製作秘話な感じですね(^^)v
トラック自体はもう2年くらい前のものなんですが、個人的には太いスネアの音を作り出すことに成功した、思い出のあるトラックです(-∀-)
でもその話はちょい後回しにして(笑)
実はDonkiというアーティストに対して、進化を感じた曲でもあります。
昔、Donkiにはずっと言っていたことがありました。言葉と言葉を繋いでいくリズム感、畳み掛けるセンスは抜群だったんですが、悩みの種は「キャッチーさが足りない」ということ。
キャッチーさってまあ割りと曖昧な表現だと思うんですが、要は覚えやすさだと思っています。細かく言うと「メロディ」だったり「パンチライン」だったり「みんなが歌えること」だったり、「シンプルさ」が大事だったり。
ちなみにマヴァドやポップカーンはその辺がめちゃくちゃ上手いと思います。だってみんな歌えるでしょ?
そして、Donkiの「キャッチーさの問題」が解消されたと自分が感じた曲のがこの「Fuckin Day」だったんです。今では彼を知る人ならみんな歌える曲になりましたね✨
Donkiはもともと、この曲をジャマイカのOn Fleek Riddimに乗せて歌っていました。ブジュの息子マーカスのオケで、Vanessa Bling(元Gaza Slim)の曲が有名ですね!
このオケと同じ雰囲気で、同じコードで、という形で製作がスタート。使われているメロディを鍵盤で弾いてマーキングしていけば、使うキーは一目瞭然です(^^)v
ていうか、シンセはマーキングしなきゃキツイです(笑)
コードのコピーは苦手なんですが、まあなんとかなりましたね(笑)ダンスホールはあまり難しいコードを使わないので。
いつも通りNIのMASCHINEで打ち込んで、シンセを色々と弾いて吟味、叩いて、大体のオケを作ります。もちろん後でDAWで編集するんですが、この段階でしっかり音選びをすると作業がより楽しくなって良いバイブスが出ます!
これ大事!
ドラムパートのリーダーはスネアだと思った自分は、存在感と耳当たりの良さを追求しました。やったことと言えばフツーにEQとコンプなんですがね……
どちらも味付け(サチュレーション)の濃いものにしました。つまり音に「ふくよかさ」が出るんです。サンプルによって合う合わないがあるんですが💦
サチュレーションって、その機材を通したときに起きる独特の質感のことを言いいます。
「やっぱりアナログの器材を通すと音が違うね〜」ていう声はよく聞くと思うんですが、まさにそれです。
今はその質感をシミュレートしたソフト、プラグインが山ほど出ているのですが、大体が「暖かみが増す」と言われてますね。個人的にはSlate Digitalのアナログシミュレート系が使いやすくて好きです(^^)v
理屈っぽく言うと、これは倍音を足してるのですが、モノによっては音が汚くなるだけなので全ての音に使えるわけではないと思います。
ちなみに倍音とは、中心の音域の倍、倍で鳴っている音です。倍音が無いとピーっていう聴力検査の用な音になりますね(笑)倍音があるから、音に多様性が出るんです。
さらに偶数倍か奇数倍かでもその質感は変わり、各プラグインの色も出てくるんですが、この調子で続けると内容が泥沼化するので止めます!(笑)ちなみにシンセのサイン波やノコギリ波も偶数奇数の違いによっt……(✂️カット)
つまり何が言いたいのかと言うと、「なんだか音にガッツが欲しいな」というときにはこのサチュレーション付きプラグインを試してみてね!ということm(__)m
この「Fuckin Day」のトラックは、ドラム音源の味付けにも注目してもらえると嬉しい、そんなお話でした。
そして、そんな難しいこと考えなくたって、聞いて楽しんでもらえればもうそれで感無量です!よろしくお願いします!(^^)d
Donki「輝ける場所」に収録の「One More Time」はディグリーやルーキーDと共にワンウェイが出ていますので、ぜひチェックお願いします!
各イベントにも出ていますので、お時間ありましたらぜひ遊びに来て下さい!
ではまたー✋